さらに Theatre Museum では、普段は大切に保管されている貴重なものも色々と見せて頂きました。
その中でも興味を惹かれたのは、歴史的なバレリーナたちのポワントシューズ☆
いまのようなポワントシューズになるまでの歴史を見るようです。
右:ファニー エルスラー ( Fanny Elssler ) さん、中央:アンナ パヴロワ ( Anna Pavlova ) さん、左:ガリーナ ウラノワ ( Galina Ulanova ) さん、によってそれぞれ実際に着用されたもの
むかしはポワントのないものでつま先立ちしていたコトを、実際にシューズを見て納得!
左:ロマンティックバレエを代表するバレリーナ、マリー タリオーニ ( Marie Taglioni ) さん – 『 Flore et Zéphire 』 ( London, 1830 )
右:『 雲から現れるタリオーニの足 』 ( St. Petersburg, 1840 )
まだパリがバレエ文化の中心だった19世紀のロマンティック時代に活躍したファニー エルスラーさんのシューズを実際に見るコトができるなんて感激デス!!
左:ファニー エルスラー ( Fanny Elssler ) さん – 『 la Volière 』 ( Paris, 1838 )
右:ファニー エルスラー さん と ジュール ペロー ( Jules Perrot ) さん – 『 la Castilliana Bolero 』 ( London, 1843 )
イギリスでは大部分のバレリーナは フリード ( Freed ) のポワントを愛用していたようです。
↑ ロイヤルオペラハウスのセールで入手したフリードのポワントシューズ
プラットフォームが大きく幅広のボックスになっていて、踊らないワタシにはよくわかりませんが見た目には比較的安定感があってポワントで立ちやすそうなカタチです。
足幅も4サイズほどあるようです。
↑ こちらはロンドンで入手した Gamba のポワントシューズ
(いまはもうこのメーカーはなくなってしまったのでしょうか?)
サンクトペテルブルグでもお店で販売されていたポワントシューズを購入してみました。
↑ グリシコ ( Grishko ) のポワントシューズ 『 ワガノワ 』 ( Vaganova )
プラットフォームは小さくヴァンプも長めで、同じポワントシューズとはいっても全然違うのがわかります。
( ロシア人バレリーナの足の指先は概して細く長いのでしょうか? )
同じグリシコからも他のモデルのポワントシューズも出ているので、一概にロシアのポワントシューズがどうというコトは言えないと思いますが、フリードのポワントシューズについての説明を受ける機会はありどのような人間工学に基づいてどのようにつくられているのかは大まかにわかったので、このようなロシアのポワントシューズがどういったコンセプトと過程でこのような型になっているのかはちょっと興味のあるところです。
↑ フリードのポワントシューズ製作過程の特別展示 ( Crafts Council , London )
これはワタシが子供のころバレエを少し習っていたときに、発表会用に余分に用意してあったチャコットのポワントシューズです。
30年位前のものでしょうか。。。 ^^;
まだオーナー社長の会社だったころのチャコットの製品で、箱にレトロな高級感があるところが懐かしくいまだにとってありマス。