バレエ・リュス展


見に行ってきまシタ☆
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展

オーストラリア国立美術館所蔵のコレクションの展示ということですが、オーストラリアに約400点ものバレエ・リュスのコレクションが集められていたということは初めて知り、正直とっても意外でした!(バレエ・リュスとオーストラリアに何の関連が?)
この展覧会ではそのうちのコスチューム・コレクション32演目、約140点の作品、およびデザイン画や資料等が公開されているというコトで、なかなか面白い企画展でシタ^^

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バクストはもちろんブノワゴンチャロワデ・キリコ等の当時のリュスのコスチュームやデザイン画を見ていると、アップリケ、ペイント、ステンシル、ブレードが巧みに施された衣裳からはその時代の雰囲気が漂ってくるようで、流れていたシェヘラザードなどの曲をBGMに今までに見たリュス作品の舞台が脳裏に浮かんできて、意識の解離していくような何とも言えない気分に浸ってしまいまシタ^^;

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ワタシが学生のときに作った「火の鳥」のツァリーナの実際の衣裳はなく残念でしたが、同じ「火の鳥」の女性ダンサーの衣裳がステンシルペイントとアップリケで製作されていて、ジブンも同じように作っていたコトがうれしかったり^^

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ひさ~しぶりに素晴らしいバクストやブノワらのデザイン画を、数少ないながらも間近で見ることができたのも、とっても嬉しかったデス♪♪
バレエ・リュスとそのデザイナーたちのデザイン画の本はたくさん持っていても、その印刷されたものと本物のデザイン画を見るのではやっぱりまるで違うんですよねーっ!!

また当時の公演プログラムがデザイナーによるデザイン画など満載のとても美しいもので、観客は舞台のみならずそういった芸術的な冊子にも大いにワクワクさせられたのではないかと思うと、その時代のバレエ・リュスの息吹が今も感じられるようです。

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ここでお見せできる画像がなく残念ですが、本当に素晴らしくうっとりするような画が惜しみなく印刷されたプログラムがいろいろと展示されていまシタ☆

バレエに興味のない人でもバレエ・リュスのような革新的で芸術的な魅力が感じられたら、その舞台を見に行きたいというキモチになるのではないでしょうか。
バレエはダンサーの踊りの芸術でバレエの舞台はダンサーを見るものと、舞台美術や衣裳は二の次としてしまっていたら、新たなバレエgoerはなかなか増えないのではないかと思ってしまいます。
個々のダンサーの魅力以外にもバレエを見に行こうと思わせるきっかけになるような舞台美術や舞台衣裳の魅力をいろいろと提供できたら、バレエ・リュスのような流れが生じて人と資金が集まり、それがバレエの発展につながるようになるかもしれない。。。と思ったりしマス。

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今回とてもよいタイミングでバレエ・リュス展を見るコトができて、年末の「くるみ割り人形」の第2幕の舞台のためのアラビアやロシアやチャイナのバレエ衣裳製作に活かせそうなインスピレーションとアイディアが得られたのは、思わぬうれしい収穫でシタ♪


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