Giselle – ジゼル


ロマンチックチュチュのオーダー製作のなかでも、ジゼルの衣裳のオーダーはよくいただきます。
バレエブラン ( Ballet Blanc ) の名作はいつまでも愛されるのですね。

衣裳製作という観点からは、2幕のウィリになったジゼルのまっ白いロマンチックチュチュよりも、1幕の村娘のジゼルのロマンチックチュチュほうが、デザインを考える上での楽しさはありマス。
儚げで可憐な村娘のイメージで衣裳をデザイン製作するのは、なかなか気分の上がる作業です♪

giselle_act1cos

↑ 『 ジゼル 』 2幕 の ロマンチックチュチュ

ジセルの愛と寛容が胸を打つところが、このロマンティックバレエが長く愛されている所以だと思うのですが、やはり2幕のウィリになったジゼルの美しさに魅了されてしまいます。
包み込むような愛を表現するシーンでも、本当に消え入りそうな雰囲気で宙に浮くかのような軽さが感じられるその踊りに、目を奪われるのです。

いままでにワタシが実際に舞台で観たいくつかの 『 ジゼル 』 のなかで、最も印象的でちょっと背筋がぞくっとくるくらいに美しいと感じたのは、キーロフバレエ公演の スヴェトラーナ ザハロワ ( Svetlana Zakharova ) さんの2幕のジゼルです。

ーもっとも、ワタシがいままで実際に観てきたバレエの舞台は、ロイヤルバレエ と キーロフバレエ ( 現 マリインスキーバレエ ) のふたつのバレエカンパニーに、著しく偏っているのですが。。。 ^^;

giselle_zakharova

↑ キーロフバレエ のロンドン公演でのザハロワさんのジゼル

とにかくその踊るボディラインが、醸し出される雰囲気が、本当にこの世のモノではないかのように流麗で、ただただ惹き付けられるといったカンジでした。
正統派のワガノワスタイルのバレリーナのクオリティー、プラス彼女自身の持つサムシング☆

giselle_zakharova&zelensky

↑ アルブレヒト役の イゴール ゼレンスキー ( Igor Zelensky ) さんとの パ・ド・ドゥ

ザハロワさんはキャラクターの強い役柄よりも、この2幕のジゼルのように生身の人間じゃないロールのほうがエレクトリファイイングだといつも感じます。
人間くささが感じられないというのか。。。
それってある意味スゴいですよねっ!

もちろん映像では、カルラ フラッチ、ガリーナ メゼンツェワ、アレッサンドラ フェリ。。。などなど、ジゼルの踊り手として名高いバレリーナの踊りもいろいろと見るコトができ、それはやはり素晴らしいのですが、舞台というのはナマものなので、その瞬間にその場所でジブンの目で実際に見て感じたコトが何よりも鮮烈で心に響くのです。

そして、You Tube でワタシが観たまさにその日の舞台の スヴェトラーナ ザハロワ さんと イゴール ゼレンスキー さんの キーロフバレエ ロンドン公演の 『 ジゼル 』 の映像を見つけてしまいまシタ!!
ウソみたい〜〜〜〜っ☆☆☆

You Tube ってスゴい。。。

giselle_ticket

↑ この公演を観たときのチケット

毎日のように観に行った夥しい数の舞台やコンサートのチケットを、すべて取ってあるのデス ^^;
衣裳をよく観たいコトもあって、いつもできる限り最前列中央( 指揮者の後ろを避けて )の席をとって観るようにしていまシタ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>