Orlando – オルランド


衣裳製作の参考資料として、『 オルランド 』 ( Orlando ) という映画のDVDを久しぶりに観ました。
イギリスから持ち帰ったビデオはもう何度も観過ぎたうえに古くて画質が酷かったので、もう廃盤になっているDVDをレンタルして。。。★

短大の英文科で学んでいたのに英文学にはあまり興味を持てなかったワタシにとって、ヴァージニア ウルフ ( Virginia Woolf ) の小説を映画化した作品は些か無縁なカンジはするのですが、主人公 オルランド が老いることのないまま4世紀もの間、男性としてあるいは女性として生き続けるという奇異なストーリーのなかで、16世紀〜19世紀の各時代のオーセンティックな衣裳が次々に展開されて、なかなか見応えのある映画デス。
ヨーロッパのファッションの流れをざっと見て楽しむのにもいいかもしれません。

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↑ クイーン エリザベス1世 の衣裳
映画の映像(左)と、展示された実際の映画衣裳(右)

映像もヴィジュアル的に美しく、とくにロシアの皇女サーシャの強く透明感のある美しさにワタシはすっかり釘付けで目が離せず、その役の雰囲気から表情からファッションからキャラクター等々に至るまで全てがあまりにも好みのイメージにぴったりなので、それも衣裳製作レファランスのためのみならずこの映像を何度も繰り返し見てしまう理由でしょう。(笑)

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彼女の着ているようなコサックスタイルの衣裳は、いつか必ず製作したいと思っていマス☆
個人的趣味で ^^;
もちろん、こういった衣裳のオーダーも大歓迎デス!
17世紀のバロックスタイル衣裳、18世紀のロココスタイル衣裳、19世紀のヴィクトリア朝時代の衣裳などなど、様々な時代の歴史的衣裳やそういったスタイルのファッション、コスチューム製作も、喜んでお引き受けしマス♪

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↑ 18世紀 の ロココスタイル – サックバックドレス 製作

この映画のストーリーとしては、ジェンダーはただ単に偶然の産物であって、男性であるコトも女性であるコトも表面的なコトに過ぎないという概念を全編を通して伝えられていて、それはなかなか快適なイメージかと思うのデス☆


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