サンクトペテルブルグ、Theatre Museum でのプリセツカヤさんの特別展示では、彼女が実際に舞台で着用したチュチュも見るコトができまシタ☆
当時のロシアのチュチュはとてもシンプルですね。
ロシアのバレエ衣裳のボディスというと、薄く体にぴったりとフィットしてストレッチ生地のような印象があります。
チュチュなどの衣裳着用時にボディスの後中心をキッチリと締めて縫い付けるということです。
舞台上でもボディスの表面生地に肋骨などが透けて見えて、厚手の裏地をボディスに使用するロイヤルバレエなどのバレエ衣裳とはまるで異なっています。
クラシックチュチュのスカートは均等に薄くほぼ水平に張っていて、それが昔からのボリショイスタイルというイメージです。
この白鳥のチュチュは丈も長く下に落ちたカタチで、やはりシンプルですがソフトなカンジです。
いわゆるマリインスキーチュチュと呼ばれるようなスタイルのチュチュでしょうか。。。
プリセツカヤさんの白鳥のチュチュを真似たチュチュをつくってみました。
といっても、イギリス式のつくりかたでですが ^^;
イギリスではロイヤルバレエでもイングリッシュナショナルバレエでも、Donan’s とよばれるメーカーのチュール生地を使用していました。
日本で流通しているチュール生地とは違い、もっと目が詰まっていて硬さに関わらずしなやかで触りが良いです。
様々な種類と硬さのチュール生地を扱っているのですが、その生地の特性によりチュチュスカートの出来上がりの見え方がまるで違ってくるのです。