ヴァイオリニストの樫本大進さんの札幌コンサートホールKitaraにてのリサイタルのCMで、ベルフィルのコンサートマスターに就任されるコトを知りまシタ☆
何度かロンドンや東京でオケとの公演を聴きに行ってその演奏に感銘を受けたこと頻りなのですが、あのBerlin Philharmonicのコンサートマスターに就任されるとは、またこれから楽しみです。
むかしは日常的にクラシックに足を運んでいたので、ワタシも例に漏れずMaxim VengerovさんやViktoria MullovaさんやVadim Repinさん等の誰もが知るポピュラーなヴァイオリニストさんたちのコンサートやリサイタルにハマっていました。(ピアニストさんたちに関しても然りですが)
クラシック音楽商業主義にまんまとハメられていたと言われるとその通りかと。。。 ^^;
それぞれに個性があってそれぞれにとても素晴らしい演奏なのですが、興味深いのは活躍されているアーティストさんたちの教師が同じ人物だったりするコトです。
VengerovさんとRepinさんと樫本さんの恩師がともにZakhar Bron氏(映像)であることはよく知られていますが、優れた指揮者を輩出している師という存在もまた当然あって、今も強く印象に残っているマエストロが Ilya Musin 氏です。
Yuri Temirkanov氏や、Valery Gergiev氏や、西本智実氏等々、数々の素晴らしい指揮者を世に送り出してきた指揮法教育者で、1996年にロンドンのBarbican Hallで御歳92才にして初西側デビューを果たされたロシアのマエストロです。
そのRoyal Philharmonic Orchestraとのデビュー公演では、はじめに氏のドキュメンタリーフィルムが上演された後、ProkofievのSymphony No.1 in D, ‘ Classical ‘ を指揮されたのですが、穏やかな雰囲気でヨロヨロっとステージに上がってこられて正直大丈夫なのかなあ〜と思っていましたら、指揮棒を振って演奏がはじまった途端とても90歳を超えているとは思えないような指揮さばきでオケを導き、惹き込まれるような演奏を展開し、最後は客席が満場のスタンディングオベーションになったコトを今でも新鮮に思い出します。
ホール中が感動と敬意に包まれているようでした!!
その後も教え子であるGergiev氏が予定していた公演での指揮ができなくなった時に、代わりにMusin氏が指揮をされるということが2連日あって、どちらの公演のチケットも予約していたワタシには思いがけず嬉しいハプニングで、氏の素晴らしい指揮によるTchaikovskyを堪能したのでシタ♪
Romeo & Juliet の Fantasy Overture は夢のように美しい音色で、指揮者によってオケの演奏というのは実に変わってくるものだと重ねて得心したものです。
You Tubeを検索すると氏によるレッスン画像などがいろいろと出てきて、それを見てまたあの時の公演を思い出し感動がよみがえるのデス☆
Incrediblyにlovelyな映像デス ^^