サンクトペテルブルグの「 冬の宮殿 」 ( The Winter Palace ) には、「 エルミタージュ美術館 」 ( The Hermitage Museum ) のみならず小規模ながらもとてもラブリーな「 エルミタージュ劇場 」 ( The Hermitage Theatre ) がありマス☆
そこでも思いがけずステキなバレエコンサートを観るコトができたのです♪
日常的にもちょっとしたバレエリサイタルは行われていて、主にマリインスキーバレエなどのソリストさんたちや若手のダンサーさんたちが小作品を踊っているとのことでした。
将来的に活躍を見込まれるバレリーナが踊ることも少なくないそうで、自由席になっている劇場の入り口には公演開始時間前はやくから大勢の人たちが並んでいました。
ワタシたちはそれよりもずっと早くに劇場内に案内して頂いて、劇場や公演についてのお話を色々と聞かせて頂き、そのうちにステージにウォーミングアップするダンサーさんたちが現れはじめました。
そしてステージ上にあのルジマートフさんが出てきてちょろっとウォーミングアップをはじめたのです。
当然プログラムに彼の出演の予定はないですし「??」と思いながらそんな様子をとても面白く見ているうちに、あっという間に開場の時間になってドッと人々が客席に流れ込んできました。
先に劇場のベストシートに座ってステージでリハースするダンサーを見ていた私たちは、前もって入れて頂いたコトに心から感謝したのでシタ☆
その日の公演プログラムの目玉は、当時のマリインスキーバレエの人気若手プリマバレリーナで、デビュー当時世界中からスーパーモデルよりも美しいと賞賛されていた アナスタシア ヴォロチコワ ( Anastasia Volochkova ) さんによる「瀕死の白鳥」だったでしょう。
しかしながら残念なコトに彼女の出演は突然キャンセルとなり、もうひとりの予定されていた若手バレリーナによる「瀕死の白鳥」だけが上演されたのです。
とは言えその踊りもとても素晴らしいもので、客席はたくさんの拍手と喝采につつまれました。
そしてその夜のサプライズは、マリインスキー劇場のスターダンサー、ルジマートフさんによる ベジャール ( Maurice Béjart ) 氏の「 Death of a Poet 」!!
http://www.for-ballet-lovers-only.com/Farukh13.html
オリジナルのジョルジュ ドン ( Jorge Donn ) 氏による舞台とはまた違った魅力のある踊りで、このステキなサプライズに感激っ☆
このようなミニリサイタルでのルジマートフさんの突然の出演に、観客の興奮と歓声はいかばかりか!というほどでした。
どうやらヴォロチコワさん出演キャンセルの穴埋めとして、急遽ルジマトフさんが自分が好きで踊りこんでいるバレエを披露したとのコトー
http://www.kirov.com/stories/farouk/walker3.html
( ルジマートフさんがインタビューで「 Death of a Poet 」について語っています )
このサンクトペテルブルグ訪問で、ワタシがことごとくルジマトフさんの印象と評価を高く上げたのは言うまでもないでしょう☆