情熱的な旋律 ♪


ホントウに久しぶりのヴァイオリンリサイタルへー
月も凍る寒~い札幌の夜に、いつにも増して冷えきった空気のなか、ツルツルと滑る路面をおぼつかない足どりで、五感を楽しませるべく♪

向かったところは「シュネム」
http://shunem.hopto.org/
こちらもウチからはお散歩の距離で、札幌円山界隈のティールームのあるケーキ屋さんデス。

来週ソリストとして演奏されるコンサート用のドレスをお作りさせて頂いたヴァイオリニスト、森本千絵さんのサロンコンサートに伺いました。
偶然にもワタシがロンドンにいた間に森本さんもヴァイオリン留学されていたそうで、お会いするコトはなかったもののフシギなご縁も感じるのデス。

実際イギリスにいたときは、ほとんど毎日バレエかオペラかクラシックコンサートやリサイタルに足を運ぶ夢のような毎日を送っていたのです☆
ロンドンには、バービカンホール ( Barbican Hall ) 、ロイヤルフェスティバルホール ( The Royal Festival Hall ) 、ロイヤルアルバートホール ( Royal Albert Hall ) のような大きなホールから、ウィグモアホール ( Wigmore Hall ) のような小さくても優れたホールまで、様々なところで日々あらゆるコンサートやリサイタルが催されていて、世界中の演奏家やオーケストラがロンドンに集まってきます。
魅力的なコンサートやリサイタルが催される度に「この機会を逃したらもう二度とお目にかかれないかもしれないっ!!!」と思って、結局すべてに足を運ぶのデス★
ときには1日に2カ所もー

それが帰国してからそのような機会はほとんどなくなってしまったのですが、ロイヤルオペラハウスの改装による一時閉鎖で帰国を余儀なくされたとき、もちろんオペラハウスにいられなくなるコトもとっても残念なコトでしたが、それ以上に劇場、ホール通い三昧の生活がもうできなくなるコトに心底恐怖を覚えたものでシタ^^;

膨らみのある音色

さてー
今回の森本さんのリサイタルのメインピースは、メンデルスゾーン ( Mendelssohn ) のヴァイオリンコンチェルトEマイナー ( Violin Concerto in E minor, op.64 ) 、タイトルから思い出されるコトはなくても有名な曲ですので大抵の方はご存知かと思います。
それを、オケなしのヴァイオリンソロのみで弾かれる試みー

morimoto

圧倒されたのはその情熱的な演奏っ!!
たとえばワタシはバレエ音楽を聴いているときはいつでも、その踊りが頭のなかに映像としてかなりクリアに浮かんできます。
そのようなカンジで今回オケなしのヴァイオリンソロを聴いていて、そのオケの音全体がぶわあっと聞こえてくるカンジだったのです。
今まで何度も聴いている曲とは言え、ヴァイオリンの単音のハズが広がりを持ったオーケストラの音として聞こえてくる。。。

あの小柄な森本さんのどこからあのような強く迷いのない音が生まれてくるのか。。。ホントウに圧巻デス☆
1週間後に名古屋フィルとの大きなコンサートを控えて、ものスゴ~く弾き込んでいらっしゃるのでしょう。
名古屋の芸術劇場コンサートホールでのソリスト演奏を拝見させて頂くことができないのは残念ですが、とても素晴らしいコンサートになるコトと思います!!

もちろんワタシの大好きなクライスラー ( Kreisler ) の プレリュードとアレグロ ( Praeludium and Allegro ) 、マスネ ( Massenet ) のタイス ( Meditation From Thais ) もとってもステキでした♪
ピアノ伴奏がないのはちょっぴり残念でしたが、本当に久しぶりにナマで聴いたプレリュードとアレグロは魅力的でシタ☆

演奏後にみなさんと談笑しながらいただいたたくさんのケーキもどれもとても素朴で優しい味のおいしい甘さで、あらゆる感覚が幸せに満たされた夜だったのデス☆

cake&tea


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