20世紀初頭のバレエ界でおそらく最も有名なロシアのバレリーナ、アンナ パブロワ ( Anna Pavlova ) さんー
そのアンナ パブロワさんの伝説的な「 瀕死の白鳥 」( Dying Swan ) のバレエパフォーマンスは、今も多くの人々のインスピレーションとなっているようです。
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ロシアに生まれ、現在の「 マリインスキー バレエ 」 ( Mariinsky Ballet ) にてプリマバレリーナとして成功を収めた後、当時アート界に大きな功績を残したセルゲイ ディアギレフ 氏 ( Sergei Diaghilev ) 率いるバレエ リュス ( Ballets Russes ) に参加するなどして世界的にその存在を強く印象づけたバレリーナ、アンナ パブロワさんー
在英中に、そのアンナ パヴロワさんが実際に着用した衣裳「 瀕死の白鳥 」のチュチュのうちのひとつを見せて頂く機会に恵まれたのです☆
普段は展示されずに 「 Theatre Museum 」 ( シアター ミュージアム )
のアーカイブ ( archives ) に保管されているパヴロワさんの白鳥のチュチュー
みなさんは、あのアンナ パヴロワさんの「 瀕死の白鳥 」の古い白黒写真を見て、あるいはあの死にゆく白鳥を踊るモノクロの映像を見て、あの白鳥のチュチュがどのようなものだと思うでしょうか?
ツテを頼って研究名目でなんとか、しかも個人的に!見せて頂いたそのチュチュ衣裳は、本などの写真で見ていたそのチュチュの印象よりもずっとしっかりとしたものでした。
ボディスはボーンが縫い付けられがっちりと作られ、その上にしっかりとした羽がびっちりと施されていて、とにかく硬かったのです。
チュチュのスカート部分にもカッチリとした羽がのっていて相当の重さもあり、このチュチュ衣裳であのような死にゆく瀕死の白鳥を演じていたとはー 本当に驚きです!
↑アンナ パヴロワさん着用の「 瀕死の白鳥 」のチュチュ
胸にはトレードマークのルビーを模した赤いストーンではなく、グリーンのストーン。
( 暗所で保管されていてフラッシュ禁止のため暗い画像デス )
一緒に見せて頂いた歴史的なイギリス人バレリーナ、アリシア マルコワ ( Dame Alicia Markova ) さんのチュチュも興味深いもので、当時のチュチュの素材や作りを実際に見ることができた貴重なチャンスでした。
学生の研究にとても支援的で協力的なイギリスでは、普段では接することのできない色々なものに触れる機会が多く与えられたと思います。
熱意と真摯さを持って求めると、良心的に汲み取られ道が開けるというか。。。
海外からの留学生であった私にもその特権が与えられたということは、とてもとてもありがたいコトだと思うのデス☆