イギリスではたいていチュチュのボディスにはボーンが入っていました。
帰国してはじめて、日本人の小柄なダンサーにはボーンの入ったボディスのチュチュは敬遠されるということを知ったのデス。
ところがこのところボーンの入ったボディスのチュチュのオーダーも少しずつ頂くようになってきました。
チュチュのボディスの生地の性質やデコレーションの状態によって出てしまうヨレやシワのようなものが気になるといった場合に、ボディスの適所にボーンを縫い付けることによってそういった生地の見え方が良くなり、ボディラインがスッキリと見えるようにもなります。
↑ バーミンガムロイヤルバレエ のコッペリアのチュチュのボディス
問題は着心地、踊りへの影響かと思いますがー
ボーンと言っても、オペラで使用するようなスパイラル状になったスチールなどのものではなく、プラスティック製の軽いものを入れることがたいていです。
もちろんやはり気になさる方も多いかとは思いますが、そういったチュチュで踊られたことがなければ、いちどお試しになってみるのはいかがでしょう?
チュチュオーダーの際にボーンの入ったボディスでお作りするように決めて頂いても、ボーンは比較的簡単に縫い外しができるようになっていますので、踊ってみてやはり問題があれば外して頂ければ大丈夫です。
イギリスでは長くチュチュを着用するうちボーンがダメになってしまうため、すぐに付け替えが出来るように縫い付けられているのです☆
↑ ロイヤルバレエ のドンキホーテ キトリのチュチュのボディス